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Nゲージ B6 2120形 組み立てのポイント(2)

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Nゲージ B6 2120形の組み立てのポイント、動力フレーム編です。

基本的な構造はこれまでのものと同じです。全体をギヤボックスと考えて、そこへ車輪など各パーツを組み込んでいきます。特に調整を考える必要はなく、エッチング板を折り曲げて車輪を圧入し、中間ギヤをセットするだけです。


◇軸穴の確認
車輪と中間ギヤの軸穴に、それぞれ車軸と真鍮ピンが緩めに入るかを確認しておきます。入るようであれば特に何もする必要はありません。万が一入らないようであれば、針ヤスリで穴を拡げておきます。


◇動力フレーム下端の折り
動力フレームの全長が伸びましたので、下端に折りが加わりました。普通のエッチングプライヤーでは曲げることができませんので、バイスにセットして折り曲げます。ただし普通のバイスですと折り曲げ角度が90°になりませんから、一度折り曲げた後に、薄紙などをはさんでバイスにくわえ直し、再度折り曲げるようにします。


意味が分かりづらいかもしれませんので、図を描きました。
まず、下図のようにフレームのエッチングの溝の下端とバイスの上面を合わせて折り曲げます。


次に薄紙を挟んでフレームの溝が少し浮き上がるようにくわえ直して、薄紙を取り除いてから再度折り曲げます。薄紙は、付箋やコピー用紙など約0.1mmのものを使い、厚みが足りなければ複数枚を重ね合わせれば良いでしょう。


この部分は走行性には影響しませんので、概ね90°くらいになっていれば大丈夫です。バイスは、あごの幅が41mm
以上のホームセンター等で売っている写真のようなもので充分です。


◇プラワッシャ
動力フレームは左右に分割されており、プラワッシャを挟んでネジ止めします。今回からプラネジを廃止して、普通の鉄ネジになりました。ネジ止めの際にプラワッシャを落としやすいので、あらかじめフレーム側に接着剤で仮止めしておくとネジ止めしやすくなります。



◇中間ギヤのセット
下の写真の状態まで組み上げたら中間ギヤをセットします。ギヤ数が多いため手が3本欲しくなりますので、以下の様にすると簡単です。

1.ネジを少し緩めて中間ギヤをパチンとはめ込みます。手際良くやらないと動力フレームを曲げる恐れがありますので、不安を感じたら2.の方法を試してください。


2.ネジをはずして弱糊テープで中間ギヤを仮止めします。次に中間ギヤの真鍮ピンをフレームの穴に合わせながら左右のネジを締めていきます。


中間ギヤをセットしてネジを締めたら転がり具合を確認します。とても軽やかにサーっと転がってくれるはずです。


◇集電(真鍮)線のセット
真鍮線をピンセットで押さえながらネジを締める必要がありますので、下図のように車輪を両面テープで固定して作業すると簡単です。両面テープは弱糊タイプのものを車輪の半分くらいに貼れば充分固定できます。


なお今回は、真鍮線を曲げずに直線のままセットするだけで、ちょうど良いテンションが掛かるようになっています。16番やOナロー製品では元々直線のままセットするようになっているのですが、N,HOナローの小さい機関車では中間ギヤピン位置との関係でそれができませんでした。


次回に続きます。




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